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「屠り去れこの米鬼 仇討たでおくべき」

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昭和十九年八月十一日
朝日新聞朝刊

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 奇怪なるこの写真、是こそ肉を食ひ、骨をしやぶる米鬼の正体をむき出した問題の写真である。米誌「ライフ」五月号に臆面もなく、掲載され説明がこう書いてある。

 これは日本兵の髑髏を米国兵が記念品として、この少女に送つてきたもので、彼女はいまこの髑髏の寄贈者にお礼の手紙を書かうとしてゐる

 と。ああこれぞ南海の孤島に玉砕したわが勇士の遺骨だ。日本人たるわれら到底正視するに忍びざるものがある。思はずはつと眼をつぶつてただ祈る英霊の冥福。そして次の瞬間、憤怒の血潮が胸底に沸々と逆流するのを感ずる。だが、われわれは怒りの眼をかつと見開いて野獣の正体を正視しやう。可憐なるべき娘の表情にまでのぞかれる野獣性、この野獣性こそ東亜の敵なのだ。敢へてここに掲げる英霊の前にわれわれは襟を正して“米鬼撃滅”を誓はう。【写真はベルリン電送】


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